馬場状態について
まずは12月24日の中山競馬場の馬場状態から考察したいと思います。
良馬場スタート。
土曜日メインレースのグレイトフルSを参考にすると、大逃げをしたダノングロワールが人気薄ながら3着に残し。差してきたニシノレヴナントとキングズパレスですが、ゲート後先行、中盤も少なくとも中盤にはポジションを取り4角から外を捲ってスパートをかけています。
後ろからの馬には厳しそうだと感じました。
これを踏まえて、現時点(12月24日9レース前時点)での注目馬をピックアップします。
注目馬
1頭目・本命
ジャスティンパレス
枠順からも適性からもこの馬が強い競馬が出来ると思っています。
脚質からも中団前目に付けて、逃げ想定のタイトルホルダーとディープボンドを見ながら、非常に競馬がしやすそうです。
フォトパドックを見ても天皇賞秋のデキを継続出来ていそうです。
前走軽視していましたが、この馬の実力を見せつけられました。
現状イクイノックスに迫る能力を持っているのはこの馬だと思っています。
好走に期待し本命の印を打ちます。
2頭目・対抗
シャフリヤール
この馬も枠順から狙います。
前走BCターフでは中段に付け最後の直線でロングスパートで3着。
タフな馬場で海外勢を相手に真っ向勝負で結果を残しました。
この馬の脚質は差し馬ですが、前を行くタイトルホルダーの5,6番手辺りのポジションを取って内枠を活かしロスなく競馬をし、4角で仕掛け前走のようにロングスパート勝負になればチャンスはあると思っています。
札幌記念は調整で度外視、この馬の適性も長いほうが良いですし、初の舞台のここで人気落とすなら狙い目だと思っています。強いです。
対抗の筆頭、2番手評価に指名します。
3頭目
タスティエーラ
操縦性の高さがこの馬の売りで、外枠に入ってしまいましたが能力の高さを信じて3番手評価にします。
3歳馬の好走も光る有馬記念ですし、まだ底を見せていないこの馬が古馬相手にどこまでやれるのか期待も込めて。
菊花賞以来のレースでどれだけ成長しているかも鍵です。
フォトパドックを見る限りは状態維持といった印象を受けましたが、当日の馬体重発表が楽しみです。
4頭目
ソールオリエンス
元々切る予定でした当馬ですが、最内枠に入った事で面白い展開になりそうだと思ったのが第一印象。
差し切り勝ちした皐月賞では大外一気でした。
今回も同じ1枠1番という枠に入り、道中は逃げるタイトルホルダー、それを追走する内枠先行勢、そしてその後ろの方にポジションを取れそうです。
道中ロスなく脚を溜めて4角手前では外に切り替え4角から仕掛けスパートをかけられる展開なら理想的。
馬群を縫う競馬も出来る川田騎手で、騎手の長距離適性は疑われている声もありますが川田騎手は脚を余さない競馬をしてくれる騎手ですし、仕掛けのタイミングは間違わずこの馬の力を発揮してくれると信じて4番手評価です。
5頭目
ライラック
有馬記念はエリザベス女王杯とも相性が良く好走馬が直結するレースだと思っています。
着順こそ4着でしたが、外を回した分の殆ど差のない4着でしたし、府中牝馬Sからはこの馬は別馬になっています。
父オルフェーブル産駒で長距離適性も問題なさそうで、穴目で一発狙いたいです。
期待を込めた5番手評価です。
6頭目
ハーパー
牝馬を馬券に入れたいとずっと考えており、今年の枠順の並びからも頭を悩ませていましたが、ライラックに続いてこの馬を6番手に挙げたいと思います。
前走エリザベス女王杯では内枠の有利もありましたが内で長く良い脚を使い3着。
前述の通りエリザベス女王杯で好走した馬を引き続き有馬記念で狙いたいです。
3歳馬で斤量も有利。クラシックレースで三度リバティアイランドに食らいついていたこの馬も強いと思っています。
長く良い脚を使えるのもこの馬の特徴だと思っていますし、斤量の有利を加味するとロングスパート勝負では外枠牝馬勢の不利と掛け合わせると五分五分の勝負は可能です。
強い馬の隣の枠有利理論も掛け合わせて狙ってみて面白いと思い6番手評価に挙げます。
まとめ
能力よりも展開重視で一発狙える馬を挙げましたので、全く見当違いの展開になれば大外れの可能性も高いです。
この6頭がどこまで上位に食い込めるか楽しみです。