2023年10月21日(土)富士S(G2) 狙い馬考察

2023年10月21日(土)富士S(G2) 狙い馬考察

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馬場状態について


まずは10月21日の東京競馬場の馬場状態から考察したいと思います。

良馬場からスタート。

東京開催になってから3週目ですが、まだ内ラチの芝の状態も良さそうで、ここを通って逃げ先行した馬は最後まで残す事が出来、差し馬はなかなか伸びて届かないようなイメージです。
極端な追い込み馬には少し厳しそうで。

ですが今回の富士Sは12頭立てとそこまで頭数が多くもなく、やや有利になるのは内枠の先行勢かなといった印象で、ゲートの出が重要になりそうです。

これを踏まえて、現時点(10月21日6レース前時点)での注目馬をピックアップします。

注目馬

1頭目・本命

エターナルタイム


本命馬に挙げた理由としてまず1つ目に、追い切りの動きがとても素晴らしかった点。

とてもパワフルで、GOサインが出ると一気に併せ馬を突き放し。
またこの動きがとてもダイナミックで柔らかく、素晴らしいと思いました。

前走の多摩川Sでは東京1400mハンデ戦ではありましたが、パドックの動きがとても素晴らしいです。2走前の湘南Sと比べても明らかに良くなっています。

戦績としては7戦4勝、負けた理由もハッキリしていると思います。
新馬戦と5走前はどちらも1800m戦で、この馬には少し長かったのだと思います。

2走前の湘南Sでは5着に敗れていますが、この日の馬場は良馬場表示でしたが雨が降っておりパンパンの良馬場ではありませんでした。
追い込んできた馬もアサヒ512kg、ベジャール556kgと小柄でキレるタイプというよりはパワータイプの大型馬です。

枠も良いところを引けましたし、先行馬でもありますしトラックバイアスの恩恵はかなり受けられそうです。


また4ヶ月の休み明けで、ひと夏を越してどれだけ成長したのか楽しみです。

プラス馬体重で太め感なしなら間違いなく期待出来ると思っています。


2頭目・対抗

ナミュール

前走・2走前では騎手がコメントで、不利を受けてレースにならなかったといったニュアンスの発言を残しています。

僕自身この馬の能力は相当高いと思って期待しており、今回鞍上のモレイラ騎手がその能力を引き出してくれれば、混戦ムードの今回では実力は上位だと思っています。

前述のこのコメント通りならば、近走の着順は度外視してもう一度狙ってみるべき馬だと思います。


3頭目

ダノンタッチダウン

2走前の皐月賞ではクラシック挑戦、重馬場という事もありましたが、2000mはやはり少し長すぎたように思います。
前走のNHKマイルCではベストの1600mでしたが、18番枠、そして雨が降り重馬場寄りの稍重馬場でした。

どちらも馬場と距離に泣いたレースだと思っています。

それを考えると、3歳になってからこの馬はベストコンディションでレースが出来ていない事を考えると、ここにしっかり狙いを定めて勝ってマイルCSを目指すといったところだと思います。

唯一の3歳馬で2kgの斤量有利ハンデを貰っていますし、古馬相手のレースになりますが、5カ月半の休み明けで成長具合によってはいきなり激走する条件は揃っています。


4頭目

ソーヴァリアント

内枠から先行してしぶとく残るならこの馬だと思い4頭目に指名します。

東京芝1600mという事でキレ味の使えそうな馬を探していましたが、前述の馬場傾向もあり内枠で先行馬でパワーのありそうなこの馬を選びました。

前走の札幌記念ではかなりハイレベルなレースでしたが、稍重の札幌の馬場で馬券に絡んだ馬で唯一中団から差してきた馬でした。

関東所属馬にも関わらず東京コースは新馬戦のみで経験はありませんが、5歳になって充実した今なら落ち着いてレースを行う事が出来ると思っています。

まとめ


ここで名前の挙げなかった人気馬について触れておきたいと思います。

レッドモンレーヴについては、追い切りの動きがあまり良く見えず、4カ月休み明けという点も踏まえて今回は見送りました。
イルーシヴパンサーについては、手前変えが難しく乗り難しい馬という点を踏まえて走るのか走らないのか危うい点で評価を少し落としました。

それよりも現状調子が良く見え、現段階でよりチャンスがありそうな馬をピックアップしました。

人気もかなり割れており、この4頭がどれだけ上位に食い込めるかが楽しみです。