馬場状態について
まずは本日の10レースまでの阪神競馬場の馬場状態から考察したいと思います。
特定の脚質馬の好走偏りなどは見られないと感じましたが、コース傾向通り内枠先行勢が走りやすいかなと思いました。
内ラチ沿いから3~4頭辺りまでは芝が剥げた箇所が目立ち、若干伸びに欠ける印象です。
神戸新聞杯の出走馬は逃げ脚質の馬が不在の為スローペースになると想定します。
となると、やはり内枠から先行し長く足が使える馬を中心に狙える馬を探っていきたいと思います。
注目馬
1頭目
サトノグランツ
新馬戦では2着に敗れたものの、その後3連勝。
日本ダービーでは不利とされている大外枠に加え、スタート後落馬したドゥラエレーデが近くを走っていた為なかなか動けず、最後の直線まで殆ど思うような競馬が出来ず大敗。
この結果は度外視して、改めて見直したいと思います。
右回りコースの成績も安定していますし、サトノダイヤモンド産駒のスタミナと絶好調の川田騎手を信頼したいと思います。
2頭目
ロードデルレイ
新馬戦から無傷の3連勝で右回りも左回りもこなせる印象です。追い切りの動きがかなり良く、鞍上の最近の調子の悪さを不安視していましたが、復調の兆しも見られており全く問題はなさそうです。
前日の阪神コースは距離関係なくロードカナロア産駒が活躍しているので期待したいと思います。
とは言え2400mになると若干成績が落ち気味の傾向にある点が注意が必要と考えます。
3頭目
ナイトインロンドン
ナイトインロンドンも現在まで3連勝中で、夏の上がり馬として注目したいと思います。
好成績を残していたのが左回りコースばかりで右回りコースが合うか不安視していましたが、前走の札幌芝2600m勝ちを見せ全く問題はなさそうです。
前走から200m距離短縮もプラスに働きそうで、こちらを3頭目としてピックアップします。
4頭目
ハーツコンチェルト
今回のレースで現状で一番好成績を残している馬で、クラシック最後の1冠争いに間違いなく名乗りを挙げる1頭で実力は間違いなく上位だと感じます。
目標は次の菊花賞で今回は叩きだという点が懸念要素ではありますが、4頭目としてピックアップしました。
まとめ
頭数はそれほど多くもなく、ペースも流れそうで無理にポジションを取りに行く馬がいるとしたら外枠勢だと思っています。
外枠勢がハナを奪って先行したとしてもやはり出たなりで走って行ける内枠先行勢3頭と、大外枠ではありますが現状の最実力馬の計4頭を注目馬としました。
人気サイドではファントムシーフを注目馬として挙げませんでしたが、皐月賞終了後から2000m以上は長いと感じていました。
賞金もおそらく足りているでしょうし、それよりも今回は夏の上がり馬に注目したいです。