馬場状態について
まずは11月4日の京都競馬場の馬場状態から考察したいと思います。
良馬場からスタート想定。
今週から京都もBコース替わりになります。
先週のスワンSでは明らかに外差しが決まるようになっていましたが、コース替わりでまた先行内有利になりそうです。
スワンSと全く同じコース形態ですが、今回は経験の浅い2歳牝馬限定レース。
4年振りの京都開催ですが、この坂越え2歳牝馬にははなかなかに過酷。
しかも今回は逃げ馬が多く、かなり激しい先行争いが想定されそうです。
過去の勝ち馬を見てもそれなりに馬格が必要になってきそうで、430kg台以下で馬券内に絡んできている馬はほぼディープインパクト産駒が中心。坂を超えるパワーを備えた馬を上手く拾っていきたいです。
これを踏まえて、現時点(11月3日時点)での注目馬をピックアップします。
注目馬
1頭目・本命
クイックバイオ
テン乗りで重賞に挑む当馬ですが、枠順からも成績から見てもこの馬を1番手に挙げたいと思います。
新馬戦では小頭数ながら2番人気・6着に沈んでいますが、最後の直線で脚が止まっているように1800mにはこの馬には長いように思います。
新種牡馬ブリックスアンドモルタルですが、産駒の勝ち上がりから見ても今のところベストは1600mといった印象。
新馬戦の後は札幌未勝利1500m、阪神の1400mオープン戦をしっかり勝ち切っています。
枠順も脚質的にかなり良いところを引きました。
今回は逃げ馬がかなり多く、どの馬が逃げるのか想定しづらいですが、外枠の馬がハナを切ろうと内枠の馬がハナを切ろうと、どちらにせよこの馬的には先行して競馬しやすいポジションを取れそうです。
馬格的にも480kgありますし、京都の坂越えも問題なし。
この馬を本命にします。
2頭目・対抗
キャプテンネキ
前走の京都芝1400mりんどう賞では本命を打ちました。
この日は不良馬場で、明らかにパワー馬場で馬格のあるこの馬を本命に選びました。
新馬戦の新潟1400m良、前走京都芝1400m不良の上がりタイムはどちらも全く同じの35.5秒で、馬場やコース形態に拘らずコンスタントに走れる、見かけによらず器用な馬印象です。
ダイワメジャー産駒の京都芝1400mの成績も良いですし、何より前走全く同じコースを勝ち切っている事が大きく、対抗の1頭目に指名します。
3頭目
セントメモリーズ
脚質的には差し損ねる不安が多少ありますが、能力上位ならこの馬だと思います。
枠順も良い所に入りましたし、中段からやや後ろ辺りにポジションを取って最後の直線で内を突くイメージ。
前走も1400mで適性は問題なし。
鞍上も新馬戦から乗り続けている石川騎手ですし、十分チャンスはあると思います。
4頭目
テラメリタ
新馬戦では逃げて着差を広げた完勝。2着以下の馬はその後勝ち上がりに苦労しているので、着差に関しては妥当だと思います。
2戦目のクローバー賞では1人気に推されましたが、出遅れてしまい差し届かずの4着でした。
出遅れさえなければ勝っていたと思いますし、まだ良馬場では走っておらず能力も未知数。
枠もかなり良い所に入りましたし、一発穴を空けてほしいです。
5頭目
イツモニコニコ
右回りも左回りも問題なく同じ上がりで使え、前走絞れて478kg・1番枠から逃げて勝ち切り。
逃げてよし、差してよしの器用な馬だと思います。
馬格もありますし、坂も問題なさそうで1400mも2走続けて経験済み。
前走は逃げの手だったのでおそらく今回も行きたがると思います。
枠順的にも問題はありませんが、おそらくポジションが取れても2,3番手辺りの競馬になるかと思います。
新馬戦、前走とはまた違った運びになりそうですが、前述の通り器用な馬ですので問題なくこなせそうですし、抑えない手はないと思います。
まとめ
最重要ポイントである2歳牝馬の坂越えが気掛かりで、馬格のありそうな馬からチョイスしました。
人気もかなり割れており、この5頭がどれだけ上位に食い込めるかが楽しみです。