2023年10月29日(日)天皇賞・秋(G1) 狙い馬考察

2023年10月29日(日)天皇賞・秋(G1) 狙い馬考察

2023年10月28日
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馬場状態について


まずは10月28日の東京競馬場の馬場状態から考察したいと思います。

良馬場からスタート。
今週からはBコース変わりです。

Bコースに変わってからは外差しも決まりますが、どちらかというと内ラチから4,5頭分辺りの前目が有利かなといった印象です。先週までもそうでしたが、柵の位置が変わっても相変わらず最内ラチは伸びないイメージです。
最後方からごぼう抜きといった極端なレースにはならず、ルメール騎手の騎乗を見ていても、差し馬でもやや前のポジションを選択しているレースが多かったように思います。

今回の天皇賞・秋は11頭立てで小頭数ですし、そこまで枠順の有利不利はないとは思っていますが、このBコースに変わった事によるトラックバイアスには注意が必要です。

これを踏まえて、現時点(10月28日時点)での注目馬をピックアップします。

注目馬

1頭目・本命

イクイノックス


まずはフォトパドックから。

素晴らしいの一言に尽きます。とても美しく、宝塚記念と比較しても明らかに上昇しています。

追い切り映像は少しモヤがかかっていますが、美浦W良馬場を3頭併せ。
やや抑え気味な追い切りに映りましたが、2週間前も同様、そこまで強く追ってはないです。

目標はJCではないか、という話もあるようですが、個人的にはやはり秋のG1ビッグタイトルの一つでもあるこのレースが本番でないはずがないと思っています。

ここまで驚異の戦績ですし、叩きにして負ける可能性があるなら厩舎はまずここを使ったりはせず、JCに直行すると思います。
現代競馬において、日本ダービーから菊花賞に直行で2着に入る馬もいるくらい休み明けの仕上げに関しては問題はありません。

いずれは負ける時が来るとは思いますが、この東京芝2000mの舞台ではまだ負けるイメージが湧きません。
今回は自信を持って本命に挙げたいと思います。


2頭目・対抗

ダノンベルーガ

この馬は負けたレースは敗因がはっきりしていると思っています。

2400mは長すぎて、2000mがベスト。右回りよりも左回りの方が向いています。

昨年の天皇賞・秋では3着という結果ですが、2着のパンサラッサとは殆ど差のない3着で、この馬とイクイノックスの他に差し脚を伸ばしてくれた馬はいません。

前走の札幌記念は海外帰り初戦の稍重のレースですし、札幌記念は特殊なレースだと個人的には思っていて、この馬に関してはこのレースの結果は度外視します。

人気もないですし、鞍上は世界のトップジョッキーですし、信頼して対抗の1頭に指名します。


3頭目

ドウデュース

フォトパドックは素晴らしい筋肉が付いた馬体でした。
海外遠征をこなし、戻ってきてからは京都記念を圧勝。さすがダービー馬といったところ。

ですがこの馬のベストは2200~2400mあたりだと思っていて、2000mでは気持ち短いのではないかといった印象です。ですが鞍上の武豊騎手の自信から見ても、おそらく問題はなさそうです。

東京芝2000mの適性といった点で前述の2頭からは少し評価を落としました。
それ以外は全く文句のない素晴らしい馬で、イクイノックスを負かした馬事のある馬でもありますし、期待したいと思います。


4頭目

プログノーシス

右回りも左回りも問題なくこなせ、器用な印象です。
前走の札幌記念では稍重の洋芝で圧巻のパフォーマンスでした。

ディープインパクト産駒ですが5歳の秋を迎えた今も全く衰える気配はありません。

ですが、前述の芝コースのバイアスを考えるとおそらく最後方辺りから追い込みになるこの馬がおそらく、おそらく直線で前にいるイクイノックス・ドウデュースを差し切って勝てるだろうか?と考えた場合、やはり届かない可能性の方が高いように思います。

メンバー的にも、能力上位だとは思いますが展開が向くかどうかが懸念要素で、4番手評価にしました。

まとめ


今回の天皇賞・秋は11頭立てと少なく、少数精鋭のレースになりました。
その理由としてはやはり人気上位組の能力が抜けている事が関係していると思いますし、人気薄の馬には厳しい展開になるかなと思います。

展覧競馬という事で、いつもとは違う空気になりそうですし結果が楽しみです。