2023年10月22日(日)菊花賞(G1) 狙い馬考察

2023年10月22日(日)菊花賞(G1) 狙い馬考察

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馬場状態について


まずは10月21日の中山競馬場の馬場状態から考察したいと思います。

良馬場からスタート。雨が降りそうで少しヒヤヒヤしましたが、なんとか持ちました。

芝のレースは基本的には逃げ先行が残っているが、4~10番辺りの真ん中の枠の差しが届くイメージです。

一番参考になりそうだったのが京都10Rの鳴滝特別芝2400mです。

このレースでは後方にいたブレイヴロッカーが先頭集団をまとめて差し切って1着でした。
2着馬のプレイリードリームもほぼ同じ競馬で2着。

先行馬では唯一メイショウゲキリンが3着に残しましたが、坂の下り前に一度少しペースを落としており、坂の頂上で動いたスズカハービンは結局9着に沈んでいます。

やはり難しいコースで、騎手の心理戦や仕掛けのタイミングが重要になってきそうです。

過去レース好走馬の共通点


2020年から2012年までの、過去の菊花賞の歴代好走馬について調べました。

長距離レースという事もあり、体の大きいスタミナがありそうな馬が良さそうなのかと思いましたがマラソンランナーを例えにしていた方がいて、すごく納得がいきました。


①.好走馬の共通点。
人気に関係なく、470kg~490kgあたりの馬体重の馬の好走が目立つ事。

前述のマラソンランナーの例もあり、小さすぎても大きすぎても適性には合わないのかなと感じました。
3歳馬の500kg越えの馬体には少し負担が大きいのか、大型馬の好走は目立ちません。また軽すぎても同様な印象です。

唯一三冠馬のコントレイルが458kgで菊花賞を勝っていますが、騎手もギリギリだったとコメントを残しています。
逆に言えば458kgだと三冠のチャンスがある馬でようやくギリギリ勝てるというような感じもします。

②.穴馬の共通点。

過去の菊花賞京都芝3000mの結果を見ても、やはり若手騎手の連対はあまり目立たず、経験がものを言うのでしょうか。関西所属騎手の好走が目立ちます。

2桁人気以下の馬は少し厳しいかもしれませんが、1桁人気の馬ならどの馬もチャンスがありそうです。

この傾向から菊花賞は筋肉が付きすぎず、中型馬体型でマラソンランナーのような薄い皮膚とシルエットを持った馬が狙い目です。


上記の傾向を元に、現時点(10月22日時9レース前点)での狙いたい馬をピックアップしていきます。

今回も秋華賞とはまた違った形で混戦模様になりそうで、上手く拾えるように手広く行きます。


注目馬

1頭目・本命

サトノグランツ


まずはフォトパドックから。
前走に比べて、トモの筋肉にメリハリが付きました。調子は前走より上がっているように見えます。

神戸新聞杯では本命に指名し、見事1着に来てくれました。
この馬の評価は、その時の記事でも書いた通りです。

長い距離は合っていますし、秋に一度使っているのも良い傾向ですし神戸新聞杯で見事な差し脚を見せてくれたこの馬なら京都の差し競馬も問題ないと思います。

脚質的に先行するか差しになるかは分かりませんが、前述のブレイブロッカーを例にすると差し競馬になるならやはり4コーナーを曲がった辺りからは仕掛けに行かないと間に合わないと思いますし、騎手の手腕に注目したいと思います。

やや大型馬寄りで筋肉が付きすぎないか当日の馬体重だけが心配ですが、1カ月の休み明けで1桁増までなら問題はなさそうです。


2頭目・対抗

タスティエーラ

ダービー馬で皐月賞でも2着に来ており、能力的には十分上位です。

馬体重も好走ラインをクリア。

タフな競馬が出来るこの馬なら早め先行でロングスパートして十分粘り込みが出来るイメージです。
前述の馬体重のラインにも十分圏内で問題は無さそうですが、一つだけ気掛かりなのがダービーから3000m戦へ直行という点です。

ですがその辺は厩舎が一番分かっていると思いますし、鞍上もモレイラ騎手をという事で多少反応がズブかったとしても技術で持ってきてくれるはずです。

上記の理由から、対抗の1頭に指名したいと思います。


3頭目

ハーツコンチェルト


この馬についても神戸新聞杯の記事で取り上げましたが、目標はここで前走はそこまでの仕上がりではなかったように思います。

着順だけ見れば5着ですが、外々をずっと回ってきて脚を使ってきており、ほとんど差のないレースでした。

この馬も少し大きいです。一カ月の休み明けで500kg越えの注意が必要ですが、長い距離の方が合いそうな馬ですし、ここを目標としていたと思っているので引き続き注目馬として3頭目に挙げたいと思います。


4頭目

リビアングラス

穴目で3000mのタフな競馬が出来るのはこの馬だと思っています。

父キズナ父父ディープインパクト血統、母ディルガも長距離レースで戦っていた馬です。
2走前の京都新聞杯では逃げて唯一3着に残したタフな馬ですし、前述の好走馬体重ラインにも入っています。

枠順的にもパクスオトノマニカ逃げ想定で後ろを付いていきやすそうですし、強烈な差し馬が後方に控えていますが、枠を生かしてロスなく競馬できれば一発ありそうで面白そうです。


5頭目

ドゥレッツァ

最後まで入れるかどうか悩んだ馬ですが、5頭目に指名したいと思います。
理由としては、前述の470kg以上に該当しない可能性があったからです。

ですが調教後の馬体重を見ると増えているようで、当日場体重発表で470kg以上なら強気に行きたいと思います。それ以下ならマイナス評価でいきます。
それ以外の懸念材料はなし。鞍上も強力ですし、新馬戦後から4連勝と間違いなく夏の上がり馬です。

サヴォーナとどっちにするかギリギリまで悩みました。
サヴォーナは神戸新聞杯2着と魅力的ですが、フォトパドックを見ても明らかにパワー型で、あまりにも大型馬過ぎて体力の消費が激しそうで、馬体重的にも成長の見込めるドゥレッツァを指名することにしました。

まとめ


全馬が未知のレースで、となるとやはり経験と適性がものをいうのかなと思いそういった馬からピックアップしてみました。

かなり混戦レースになりそうで、結果が楽しみです。