過去記事で取り上げた、シリウスステークスとスプリンターズステークスの注目馬について振り返っていきたいと思います。

注目馬4頭の回顧

1頭目：アイコンテーラー

この阪神ダート2000mは芝スタートですが、元々芝馬であるアイコンテーラーにとってはプラス要素だったと思います。ゲートも問題なくスタートを切れました。

ゲート後は逃げるサンマルレジェンドとサンライズホープの後ろに取り付き、強気の先行策。
トラックバイアス的にも前残りが目立っていたので、良いポジションが取れました。
最終コーナーでまくっていき、先頭に立ちます。
このままゴールかと思いきや、後ろから猛然と脚を伸ばしてきたハギノアレグリアスに差され2着。

2着に敗れはしましたが、とても強い競馬だったと思います。
当日に急遽乗り替わりというアクシデントがありましたが、無事好走してくれました。
次走も是非狙ってみたい1頭です。

2頭目：ハギノアレグリアス

この馬もゲートを問題なく出て、進路取りとしてアイコンテーラーの後ろのポジションで終始競馬していました。
外枠という事もあり、詰まる心配もない分ポジションを取りやすかったと思います。
最終コーナーを曲がった後は猛然と脚を伸ばしてアイコンテーラーを捉え1着。

とても強い競馬でした。
やはりメンバー内では実力はトップクラス。それを見せつけられました。

3頭目：ニューモニュメント

この馬は追い込み脚質という事でやはり後ろから。この日のトラックバイアス的には内枠先行勢有利かと記事で取り上げておりましたが、川田騎手は集団の後方最内ポジションを選択。
コースロスを少しでも減らし、徐々にポジションを上げ、最終コーナーで追い込みを開始しましたがなかなか伸びず6着。

ここまで反応が悪いと思わず、7歳馬ですし、衰えも見えてきているのかな、といった印象でした。

4頭目：フルヴォート

この馬もゲート後、集団の後方最内、ニューモニュメントの後ろのポジションを確保。
最後の直線で追い込みを図り、ぐんぐん伸びて頭差の4着。

ハンデ差はありましたが、3着のヴァンヤールも先行しての3着入線でしたのでこの日のトラックバイアスを考えるととても強い競馬をしたのではないかと思います。

オールカマーのレース回顧考察

注目馬4頭の回顧

1頭目：ジャスパークローネ

まずは出遅れもなくキレイにスタートを決めてくれました。テイエムスパーダがハナを切ると思っていましたが、まずこの馬がハナを奪い、先頭に立ちます。
僕自身としてはテイエムスパーダがハナを切ってその2番手の位置に付けると思っていたのですが、団野騎手が押して行ったので最初からハナを奪う作戦だったのかと思いました。

ですがやはりG1レース、逃げ切れるほど甘くはありませんでした。

最終コーナーを回ったところでママコチャとジャスパークローネが先頭で一瞬夢を見ましたがそうはいきません。内でずっと脚を溜めていたマッドクールと外を回してきたナムラクレアに差され4着。
見立ては良かっただけに、とても悔しい決着になりました。

2頭目：ピクシーナイト

当日のパドックを楽しみにしていましたが、あまり覇気がなく体重も減っていました。
レースもあまり見せ場がなく、最後の直線も頭が高く動きに精彩を欠いていたように映りました。

気持ちの問題が大きい部分も見受けられます。
この馬の調子が上がってきた時にもう一度狙いたいと思います。

3頭目：ナムラクレア

1番人気、1枠1番ということでかなりマークがきつかったように思います。
そしてやはり坂が苦手なのでしょうか、最後の直線では苦戦していたように見えます。
それでも3着まで来たのはやはり能力の高さでしょうか。

この馬の持ち味は不良馬場や平坦、直線コースで発揮出来そうなので、来年の高松宮記念に期待したいです。

4頭目：ママコチャ

この馬は素晴らしいスタートからそのまま先頭集団に取り付きました。
4コーナー前から早めに仕掛けに行ってそのままロングスパート。1着でゴール。

考察通り、枠順的にも脚質的にもとてもマッチしていましたし、川田騎手のポジション取りも素晴らしかったです。
この馬を指名出来て嬉しいです。

まとめ

今回の結果は、

シリウスステークス・・・・・・1頭目に挙げた馬が2着、その他が1着、6着、4着
スプリンターズステークス・・・1頭目に挙げた馬が4着、その他が8着、3着、1着

でした。